育児や子育てでこのような事で悩んだりしていませんか? (児童期、青年期)
・なにも話してくれないので学校でいじめられていないか不安
・子どものことが気になってしょうがない。 それが原因で子供との関係が悪くなってしまった
・子どもの悪いところばかりが目につき、 ついきつくあたってしまう
・子どもを激しく叱ってしまい、その都度抱く罪悪感が苦しい
・子どもが言うことを聞いてくれず、 自分の子育てに自信がなくなってしまった
・引きこもる子供が何を考えているのか分からない、 育て方が悪いの?
・子どもに関係する人付き合いに疲れる
児童期から青年期にかけては、心身の成長が著しく、友人や大人との関係を通じてアイデンティティやパーソナリティを 形成してゆく大切な時期でもあります。それに伴い、親子のつながりも乳幼児期とは異なるようになり、子育てについての悩みも変わってきます。四六時中一緒にいることで生じる悩みから、少しずつ親の手を離れ様子が見えなくなることで生じる不安や、子どもだけの世界で起きていることの心配事に悩むようになるかも しれません。さらに、子育ての悩みは子どもに関することだけにとどまらず、 周囲の大人との人間関係にも及ぶことがあります。子どもを通じた大人の付き合いは気遣いも多く、悩みの種になることは珍しいことではありません。
また、子どもの個性がはっきりしてくることでそれぞれの親が抱える悩み も様々になり、他人には打ち明けにくい深い悩みが出てくることもあるでしょう。
子どもに笑顔でいてほしい、幸せであってほしい、子を思う親の気持ちは美しく尊いものです。しかし、過剰に心配することでお母さんが心のバランスを崩してしまっては 大変です。外の世界で疲れた翼を休めるための、安心で居心地が良いと思える温かな家庭ほど、この時期の子どもに必要なものはないのかもしれません。
成長が進むにつれ子どもは、親に話すことを選んだり、大人に対して秘密を持ったりするようになります。これは成長の過程で自然なことなのですが、子どもの様子がわからないことで不安に襲われるお母さんは少なく ありません。いじめられていないか、仲のいい友達はいるのか、授業中はどんな様子なのか、休み時間はどうやって過ごしているのか…。しかし、いざ聞いたら怪訝な顔をされてしまうなんてこともあるのではない でしょうか。子どものためを思って関わろうとし過ぎた結果、それが原因で子どもとの関係が悪化してしまう。子どもの失敗を未然に防いであげたい親の気持ちはこの時期の子どもには伝わりにくく、親の心子知らず、 そんな言葉が身に染みる日があるかもしれません。
この年代のほとんどの子どもに反抗期が訪れます。反抗期は、急激な体の変化に心がついてゆけず様々な不安やストレスを抱える ことで生じる、成長の過程である意味必要な通過点の一つです。そう頭ではわかってはいても親としては戸惑いが大きく、ついカッとなって言わなくていいことまで言ってしまったり、時には手が出てしまいそうになったり。親にとっても子供にとっても、反抗期は少々厄介な時期と言えるでしょう。冷静に対処できない自分に嫌気が差して気が滅入ってしまう親御さ んも少なくありませんが、自分の子育てが間違ったからこんなことになった、私のせいだ、などと思い悩むことはありません。反抗期は、人生で二度、 子どもが大きく成長するタイミングに合わせてやってきます。反抗期が過ぎた後の子どもの成長を楽しみに、適度な距離を保ちながら温かく見守る、そんな工夫が出来たら、大変な時間はいつの間にか過ぎ去っていくでしょう。
子どもが成長する過程には、親にとっては心配事であっても子どものためには必要であることが たくさんあるものです。カウンセリングで子どもの成長過程や発達段階について知ることで 心配事の大部分を解消できた方は少なくありません。知らないから心配事をつくってしまう、子育てにはそのようなことが多いように思います。
子どもの世界は大人以上に複雑ですから、不登校や引きこもりなど、予想していなかったことがある日突然起きることがあるものです。お子さんがつらい思いをしていれば、親御さんは「 あの時ああしていれば…」「もっと早く気づいていれば…」「 これからどうなるのだろう…」と思い悩み、自分を責めてしまうことでしょう。大事に育ててきた大切なお子さんです。お子さんの沈んだ顔を見るのは身を引き裂かれるような思いがするに違いありません。そのような時にはどうかご家族だけで苦しまずにお話にいらしてく ださい。話すことで前に進む力が出ることもあるものです。
また、子どもと適度な距離が保てず過剰に干渉してしまう、叱りだすと感情のコントロールが出来ない、そのようなお母さんは自身の心の中に何かネガティブな思いが隠れていて、それをお子さんに投影していることがあります。お母さんの心の中を整理することで、子育てや親子関係をより良く変えていくことができたケースは多く あります。是非一度、カウンセリングにいらしてみませんか。