心の病で悩んでいませんか?
・何をしていても楽しめない
・悪いことしか頭に浮かばない
・食欲もなくよく眠れない
・このままの状態が良くなると思えなくてこの先が不安
・誰もこの気持ちや状態をわかってくれない
・身内や親しい人にも言えず、薬も隠して飲んでいる。 自分一人の様で孤独だと思ってしまう
・医者、カウンセリングも信用できない
・薬に頼っていいのか?怖い
日常生活の中には大小様々な悩みや不安の種があり、ストレスの要因も多く存在しています。 そしてそのような悩みの中にいる時間が長引いたり、ストレスにうまく対応できない状態が続いたりすると、人によっては心のバランスを崩してしまうことがあります。
心の不調や病は、その人が精神的に弱いから生じるものではありません。 仕事や生活などの環境や状況は時に予想を超えて変化することがあり、まわりからは些細にみえることでもその人にとっては大きな問題と なることもあるでしょう。また、同じ出来事に遭遇しても受け止め方や感じ方はそれぞれです。一時的に落ち込むだけの人もいれば、長くストレスを感じる人もいるのは当然のことで、人は強い、弱いだけでは区別できない複雑さを持っているのです。
いつもと少し違う自分に気づいても気のせいだろうとやり過ごし、自分が弱いからだ、などと考えてしまうことも手伝って心の不調は自覚されにくいこと があります。さらには、何とかしなければ、とすべてを一人で抱え込み状態を悪化させてしまったりすることもあります。 誰にも助けを求められずに心の病に陥っている人は少なくありません。
なんとなく憂うつで気分が沈み、何だかやる気が出ない。わけもなく悲しくなり孤独を感じる。このような気分の落ち込みを感じたとき、少し疲れているのかな… と考え最初は何とか気力で乗り切ろうとする方もいるかもしれませ ん。このくらいで仕事は休めないと考えるかもしれないし、自分の心の不調を受け入れるのが難しく気づかないふりをしてしまう人もいるのではないでしょうか。
心の不調が生じるきっかけは、恋愛や結婚の過程での衝撃を受ける経験、労働環境、仕事上の問題、人間関係でのトラブル、孤独や喪失などのような明確なストレス体験による場合もあれば、思い当たる大きな原因がないこともあります。しかしいずれの場合もその状態が長く続くと、趣味や興味への関心がなくなり、不眠や食欲減退など身体の状態にも変化が出てくることがあります 。そうなってくると、今まで思わなかったような出来事でも「自分はやっぱりダメな人間だ」と思いがちになり、うまくいかないことは「自分のせいだ」などと考えてしまうこともあります。
あらゆることに否定的になり「誰も自分のことをわかってくれない」とか「誰も自分に期待などしていない」などと考えたり、更には「この先いいことなど何もないのではないか」と将来に対して悲観的な考えを抱いてしまったりすることもあるのです。
このように、「自分」「世界(周囲)」「将来」について否定的・悲観的な目を向けてしまうことを「否定的認知の三徴」と呼び、うつ症状が強い人の自動思考の特徴と言われています。
うつ状態が続き、否定的・悲観的な考え方に陥り自分を責めてしまう悪循環に入り込むと、 そこから一人で抜け出そうとするのは簡単なことではありません。そんな時、先ほどようなの悲観的な考え方が前向きになれない要因の一つであるということに気づき、その考え方や行動をより良く変えて再び前を向いて歩いていくために認知行動療法によるカウンセリングが役に立つことがあります。
誰もが長年培った少し偏った考え方のパターンを持っているものですが、その自分の偏りにまず気づくことが大切なのです。また、絡まった糸をほどいていくかのようにストレスの原因を整理して、自分自身や問題と思われるその状況を客観的に眺めてみると、それまでとは違う景色がみえてきたりすることがあるものです。
日本ではカウンセリングを受けるということが生活に根付いていないため、カウンセリングを利用することに抵抗を感じる方が多いようです。カウンセリングを受けることを人に知られたくない、知られたら恥ずかしいものと感じている方もいるのではないでしょうか。
しかし実際には、カウンセリングルームという安全な空間で心の内を話すだけで心のモヤモヤが晴れていくのを感じる方は少なくありません。もちろん強いうつ症状がみられる時には適切な薬を処方してもらう ことが必要になる場合もありますが、病院に通っていることさえ家族にも言えず一人きりで病に向き合っ ている人にとって、つらくなったら話しに行ける場所がある、そんな心の余裕もまた今より楽になるために必要かもしれません。
薬とカウンセリングでは目的が異なります。特に認知行動療法ではセルフカウンセリングができるようにも取り 組んでいきます。そのときだけの処置ではなく、将来に向けて心のケアに取り組むものです。
今、お一人で心の不調を抱え悩んでいるのなら、一度カウンセリングにいらしてみてはいかがでしょうか。お待ちしています。