夫婦のこんな事で悩んだりしていませんか?

・夫への愛情が薄れてきているような気がする

・子育てが終わり、夫婦間での会話がない

・価値観の違いに気付き、このまま夫婦でいるべきか分からなくなってしまった

・子どもが独立し、夫と二人だけの生活にストレスを感じてしまう

・離婚したいと思っているけれど、踏み出すことが出来ない

子どもが就職や結婚により独立し家を出ていくと、再び訪れるのが夫婦二人だけの生活です。子どもの巣立ちは親にとって大変喜ばしいことではありますが、一方で話し相手だった子どもがいない喪失感や子育てという大仕事が終わった虚脱感などに襲われ気持ちのバランスを保つことに苦労することもあるでしょう。生活が大きく変化するということはそれだけでも心に大きな負担がかかるものなのです。

いざ夫婦二人だけの生活が始まると、それまで子どもに向いていた目が再び夫に向けられるようになります。子どもがいたことで気づかなかった夫の嫌な部分に気づくなんてこともあるでしょう。また夫のことが見えるようになると、生活習慣の些細な違いなど細かいことが気になりはじめ、一緒にいるのも嫌などと考えてしまう人もいます。そんな夫との長い老後の生活に不安を覚え、「離婚」の二文字が頭をよぎる人も少なからずいるでしょう。

価値観の違いは、他人からは分かりづらいことが多いものですが、当事者にとって基本的な考え方が合わないことは大変つらいものです。小さなことの積み重ねがいつしか大きな不満となり、もうこれ以上は我慢したくないと考え離婚を考え始めることもあるでしょう。

また過去の異性問題、DVや子育てへの非協力的な態度など、子供がいたから我慢できたこのような問題は年月を経てもなかなか消えない傷を残すことがあるものです。

長年寄り添った夫と一緒にいても会話がなく、冷え切った関係を目の当たりにしたとき、悲しみや孤独、落胆など様々な感情が沸き起こり、それがあなたにこれまでの人生を振り返る機会を与えるかもしれません。私は自分の人生を生きてきただろうか、自分のためにどれくらいの時間を費やせたのだろうか、などと思いを巡らせたとき、これからは自分のために生きていきたい、と考えることは自然なことです。

自分の人生は自分のものです。時に迷い悩みながらもより良い人生を模索することは、誰にとっても当然の営みなのではないでしょうか。

しかし、多くの妻が新しい人生をスタートしたいと思っていたとしても、実際に離婚を決意するのは容易なことではありません。離婚と引き換えに一人の寂しさを感じるかもしれないし、金銭的な問題で独立した子どもに迷惑をかけるかもしれない、健康なうちはいいかもしれないが病気をしたらどうなるのだろう・・・離婚後の生活には金銭的な問題はもちろんのこと、精神的な面でも大きな負担を抱えるだろうことが想像でき、老後のことを思うとなかなか離婚に踏み出せないのは当然のことでしょう。日本人の平均寿命は延び続けており、離婚後の人生は決して短くありません。夫への気持ちがなくなっていても、その後の生活の不安から別れられない妻もたくさんいるのです。

離婚するにしても、現状を改善するにしても、まずは感情に振り回されることなく冷静になり、あなたが問題だと思っていることを一つずつ整理していくことから始めてはいかがでしょう。

夫婦間の問題を他人に話すことに抵抗がある方も多いかと思います。しかし中立な立場のカウンセラーに相談することが夫婦間の問題の解決に役立つことは多いものです。今のことだけを考えるのではなく、人生後半をどのように生きていきたいのか、という広い視野で考えていく必要があるこのような問題こそカウンセリングを受けるのに相応しい問題なのかもしれません。

パートナーだけでなく自身の心の中を見つめ直し、より良い方へ進んでいける別の新たな考え方はないだろうか、二人ともがより良い人生を歩んでゆくにはどんな方法があるのだろうか、カウンセラーとともに考えてみませんか。